2008年 夏の鳴き声

この季節、朝の澄んだ空気のなか、耳をすますと鴬(うぐいす)や俳句の夏の季語にも詠われる不如帰(ほととぎす)の声が聞こえてきます。

都会の喧噪、テレビや携帯電話から離れ、箱根の山の木々のざわめき、芦ノ湖の水面を渡る風、そして小鳥たちの声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。自然を感じることで心と身体のリフレッシュになるでしょう。

「ホトトギス」を主宰した高浜虚子は、同人たちと当館でたびたび句会を催しました。
虚子が当館で詠んだ夏の句をご紹介します。(『虚子五句集』平成8年 岩波書店刊より)

 

ほととぎす なきすぐ宿の 軒端かな (昭和16年)

つばくろの 飛び迷ひ居り 霧の中 (昭和17年)

 

みなさんも夏の箱根で一句詠んでみてはいかがですか?

(2008年6月8日)

 

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